それ、実は顔に色々なサインが出ているかも!?この記事では、女性鍼灸師が、東洋医学的にみた春の季節の特徴と、春に不調が出やすい場所、そしてお顔のどこを見ればよいのか?をお伝えしています!
【1】東洋医学的身体と春の関係
春は、植物が芽吹き、生き物達が活動を始める季節なので、私たち人間の中にもエネギッシュな陽気が生まれ、やる気や元気が満ち溢れてきます。立春も過ぎ、元気に動き出してよい時期!この”気”を発散させる為に、身体中の新陳代謝もアップしてきます。冬に溜め込んだ老廃物をデトックスする時期なのですが、この流れにそって動かずにじーっとしていると、発散出来ない気が上半身に停滞して様々な症状(充血や目のかゆみ、鼻水やくしゃみなど)を引き起こすのです。
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また、風の邪気:風邪(ふうじゃ)が身体の中に入りやすくなるので、痛みや症状が身体のあちこちを駆け巡り、症状が定まらないのも春の特徴です。さらに、この風邪のやっかいな所が、毛穴を開き他の邪気も身体の中に入れてしまうこと…。風邪のせいで、寒気や、喉の痛み、発熱に加えて、頭痛や目の充血、ふらつきやふるえ、筋肉の痙攣、自律神経の乱れなども出てきます。
【2】春と関係が深い”肝グループ”
春は冬に溜め込んだ脂肪や老廃物を代謝したり解毒するために、肝臓や胆のうに負担がかかります。東洋医学的に”肝”は血液を貯蔵し、必要な場所に必要な分を分配したり、自律神経のバランスも司っている場所なので、解毒で肝の働きが過剰になると、肝もキャパオーバーでパニック状態!
肝に貯蔵されるべき血液が上昇して、上半身に停滞する為に、心身のバランスを崩したり、上半身に症状が出たりします。5月病が起こるのは、冬に過剰に貯蔵してた老廃物や脂肪などを肝が一生懸命解毒しているのも一つの原因なんですね。
(冬のあなたはどんな過ごし方をしていましたか?)
【3】春と関係の深い臓器”目”
肝に貯蔵された血液は、目に栄養を与えています。肝が弱り血液が不足すると、視力低下や目のかすみ、眼精疲労や目の乾燥なども引き起こします。春のお顔でチェックすべきは、まず目です!
- 充血していませんか?
- 目のかすみはありませんか?
- 目は乾燥していませんか?
- 白目が黄色く濁っていませんか?
- 白内障や緑内障になっていませんか?
1.充血でピンク色の目の場合
ピンク色の充血した目は、目の使いすぎによる眼精疲労や夜ふかし、ドライアイでも起こります。また、春先の肝の異常による循環器の異常でも充血しやすくなります。また、甘いものやアルコールの取りすぎによる毛細血管の拡張でも現れる症状です。
2.白目が黄色く濁っている
白目が黄色く濁っている場合、肉や魚などの動物性食品の脂肪の蓄積が原因で肝臓に負担がかかり、胆汁の分泌が不十分な時にでてきます。また、消化器系に負担がかかっている時にも現れる症状です。
前述したように、乾燥や目のかすみ、視力低下などは肝の働きが弱まり血液が不足している状態です。
【4】春にチェックすべき顔望診のポイント
顔望診のポイント、1つ目は前述した、目です。2つ目は肌の色。特におでこやこめかみの色を見ていきます。この部分が青っぽくなっていたり、青筋がたっている場合、肝臓の不調だけでなく、関連のある胆のう、目、筋(肝と筋も関連あります)の不調を表しています。
さらに、イライラしやすい怒りっぽい人に出る色のサインでもあります。大人も子どもも肝の気が強いと、青っぽい肌の色になるので、注意深くみていってくださいね。
最後に:春は目と肌の色で健康チェックをしよう
この記事では、春にどんな所に不調が出やすいのかを書いていきました。冬に溜め込んだものを排出している時期。この春先の不調を改善したい場合…実は、一つ前の季節の冬の過ごし方が大事かもしれませんね。
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