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夏こそ胃腸のケアを!睡眠の質を上げる?夏養生法とは?

笑子
何だか寝入りが悪い気がする…胃腸の調子もよくないな

夏になり、体調が思わしくない笑子さん。この記事では、夏ってどんな季節なの?そして、どんな風に過ごせば快適に夏が過ごせるの?ということを、熊本で鍼灸院をしている女性鍼灸師が書いています。心地よく夏を過ごせますように!

【1】東洋医学的にみた夏って?

ここ数年の夏の暑さは、異常ですよね…。この暑すぎるというのが、身体にとってあまり良いものではないのです。夏の暑さがもたらす熱は、ほてりやのぼせはもちろんの事、血液循環に障害を起こし、焦りや動悸にも繋がります。ちなみに、冬だけでなく実は夏に心筋梗塞が多いのです。暑さにより脱水で血液中の水分が減り血球の割合が高くなり、血液が濃く、ドロドロになります。こうして血栓ができやすくなり動脈硬化や心筋梗塞になるのです。
さらに、日本の場合、高温多湿の為、暑邪と一緒に湿邪も絡んできます。湿邪がからむことで、倦怠感や食欲不振、夏バテや熱中症も起こしやすくなるのです。

【2】夏と関係の深い臓腑とは?

夏と関係の深い臓腑は”心”と”小腸”です。心臓は、汗で排出された水分やミネラルが少ないドロドロとした血液を全身に運ぶ為、一生懸命ポンプを動かし全身に血液を送ろうと頑張ります。排出された分の水分やミネラルをしっかり補充しないと、心への負担は増え、動悸や息切れだけでなく、心疾患にも繋がります。
また、小腸は経絡(気の流れる道)で心を繋がっており、胃で吸収されたものからさらに吸収し、残りかすを小腸へと送ります。小腸の機能が低下すると、栄養不足になったりします。さらに、心とつながっているので、心の過剰な熱が小腸にも伝わると腸内が乾燥したり、尿が濃くなり、酷い時には血尿になることも…。

【3】心熱で入眠障害?

夏の暑さは、”陽の気”が高まりやすく、水分などを消耗しやすい時期です。潤い不足になって、熱が旺盛になると、熱が上に上に上がり心神に影響するため、入眠障害になりやすくなります。夏の暑さで体力も消耗しているので、寝ている間に回復したいのですが、睡眠の質が悪くなり、十分に体力が回復出来ないということになります。

【4】冷たい飲み物で胃腸の機能低下

さらに、暑い日は冷たい飲み物をくいっと飲みたくなりますよね。冷たい飲み物を過剰に摂取することにより胃酸が薄まるとともに、胃で働く酵素(主はペプシン)の働きも落ち(通常37℃で酵素はよく働く)、胃腸の働きが低下します。
胃腸の働きが低下した状態では、食べたくないなと思い食欲も出ず、食べないことによりエネルギーも充足出来ず、元気がない状態になります(東洋医学に“気虚”)

【5】夏の養生とは?どんなことをする?

夏はしっかり気や熱を発散させることが重要です!夏に気や熱を発散させておかないと、冬に病気になりやすいと言われています。さらに、水分とミネラルの補給も大事です。この2つにより、心熱による入眠障害は防げると思います。さらに、睡眠の質を上げるポイントとして、お風呂もオススメです。寝る90分前までにお風呂に浸かることにより、体温が一度上昇し、またぐっと下がる体内の温度変化を作ることによりスッと眠りに入り、睡眠の質も上がります。
また、小腸など胃腸の負担を減らす為に冷たい飲み物を少し減らし、消化の良いものを食べると良いですよね。

最後に:夏はしっかり水分を

この記事では、夏の養生のポイントをお伝えしました。

  1. 水分とミネラルをしっかり摂って心疾患を予防
  2. しっかり熱を発散させて入眠しやすい身体に
  3. 冷たい飲み物を極力減らし消化の良いものを食べよう

夏を少しでも快適に過ごせますように!

タラマイ
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