頭痛に悩む方の中でも、気圧の変化によって頭痛が出る方もいらっしゃいますよね。台風シーズンを間近に戦々恐々している方もいるのでは?この記事では、気圧の変化による頭痛がなぜ起こるのか?とツボ押しでの対策をお伝えします!
【1】気圧の変化でなぜ頭痛が起こる?
1.低気圧になるから
私たちは地球上で生きているので、常に気圧を受けて生活をしています。
高気圧の時は、身体にかかる圧が高いので、血管内圧も上昇し血流は促進されます。一方、低気圧の時は空気が薄く体にかかる圧も低いので、血管内圧は低下し血流はゆるやかになります。血流がゆるやかになると、組織液の回収能力が低下し、いわゆる”むくみ”を生じます。
このむくみが耳や脳に出た時に、気圧の変化に敏感な内耳(鼓膜の奥にある)の内耳圧や脳圧が高ままり、頭痛が引き起こされるのです。
2.ヒスタミンさん
低気圧の日には体内でヒスタミンの分泌が盛んになることが分かっています。ヒスタミンは体内で炎症やアレルギー反応を引き起こす他に、血管拡張・平滑筋収縮・血管透過性上昇などの作用があります。したがって、ヒスタミンにより脳の血管が拡張して神経を圧迫したり、血管の透過性が上昇することでむくみが悪化しやすくなることで頭痛が引き起こされることがあります。
【2】低気圧の時の頭痛に効果的なツボは?
くもってきた時に押して欲しいツボを3つお伝えします。
1.頭竅陰(あたまきょういん)
頭竅陰は乳様突起の上方、外耳孔(耳の穴)のほぼ後ろ側のくぼみにあるツボです。
頭と目の痛み全般に効きます。
※また耳の周りには、完骨(かんこつ)というツボもあり、耳の周りをまんべんなく押していると何かしらツボに当たるので、とにかく耳周りを触ってみると良いと思います。
2.豊隆(ほうりゅう)
外くるぶしから親指8本分上の場所。両足外側の膝と足首の間で、筋肉が一番盛り上がっている部分にあるツボです。
頭痛やめまい、また胃痛や胃のもたれなどの消化器症状に効果的であり、余分な水分を排出してくれます。
3.太陽(たいよう)
左右の目尻と眉尻を結んだ線の中央から親指1本分後ろにあるくぼみにあるツボです。むくみが緩和されて水分の滞りによる頭痛のケアになります。
【3】その他の頭痛対策
むくみも頭痛の原因の一つなので、水分を排出しやすい食べ物を食べることも良いと思います。カリウムを多く含むバナナやスイカもオススメです。
最後に:ツボ押しで台風シーズンの頭痛を乗り越えよう
この記事では、気圧の変化による頭痛がなぜ起こるのか、またその頭痛に対する対策としてのツボ押しをお伝えしました。
台風シーズンになり、気圧が下がると余計に辛くなる頭痛。簡単ツボ押しで少しでも楽になってもらえれば嬉しいです。
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