毎年梅雨時期になると、決まって口周りに異常が出るのには、理由があるのです。この記事では、鍼灸師が東洋医学的な梅雨と身体の関係、そして梅雨時に出る不調の原因を紐解いていきます!顔を見るだけで身体の不調の原因が分かるかも!?
【1】東洋医学的な梅雨と身体の関係
梅雨特有の湿気で毎年体調を崩すという人も多いと思います。湿気が原因で起こる様々な症状を東洋医学では、“湿邪:しつじゃ”の仕業だと考えます。湿邪は、一度身体に入ると、中々外に出ていってくれず、頭が重だるい、足がむくんでだるい、関節が痛いなど特に下半身に不調をもたらすことが多い、しつこいやつです。
【2】梅雨と関係が深い臓器”脾”
梅雨と関係が深い臓器は、脾(ひ)です。脾は胃腸などの消化器全般をまとめたもので、梅雨時の湿気で負担がかかりやすい場所になります。
湿気により脾に負担がかかると、消化不良や食欲不振などを引き起こし、さらに水分が滞ることで、軟便や下痢を招いてしまいます。
梅雨時期は、胃腸に負担をかけないような食生活がまずは大事です。
胃腸に負担がかかった時のサインとしては、口内炎やヘルペス、口の中が何だかネバネバするなどです。
【3】梅雨と関係が深い感覚器”口”
梅雨と関係が深い感覚器は、”口”です。湿気により、脾に負担がかかると、味が分からなくなったり、変な味に感じるなどの味覚障害を引き起こします。
また、過剰に甘いものを欲するのも脾が弱っているサインなので、お菓子などの甘いものに手を出す前に、胃腸の状態を気遣ってみると良いと思います。
【4】脾の健康度が反映される場所”唇”
顔を見た時に、脾の調子が分かる場所があります。それが、唇です。東洋医学でも、「脾の状態は唇に現れる」といわれ、胃腸の消化吸収がスムーズに行われている場合、唇の色艶はよくなります。逆に、食べすぎなど胃腸に負担がかかると、口角が黄色みががる、ヘルペスや口内炎、口角炎、などが見られるようになります。
私も先日久しぶりにハメをはずして食べ過ぎた翌日、口角炎になり(地味に痛いやつ)、脾と唇の関係性を身を持って再認識したところです。苦笑
【5】梅雨にチェックすべき顔望診のポイント
チェックポイントをまとめます。
- 口角が切れていませんか?
- 口角が黄色みがかっていませんか?
- 上唇が乾燥していませんか?
- 鼻筋に吹き出物はありませんか?
- 目の下(アイバックの下)にソバカスはありませんか?
最後に:梅雨の不調は口周りをチェック!
梅雨時期は、消化器系の不調は、口周りをチェックすると大体分かります!口周りに異常が出ている場合は、食生活を見直してみましょう!
梅雨時期の過ごし方については以下の記事を御覧ください!
動画で梅雨の過ごし方を見たい方は以下のリンクをクリック(YouTubeが開きます!)
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