梅雨時のなんだか分からないだるい体調不良に悩まされている方は多いと思います。そんな方に、今年引っ越しで2度梅雨を経験する私が、実際に実践している東洋医学的な観点から考える梅雨対策をこの記事ではお伝えします。
【1】東洋医学な観点でみた梅雨とは?
梅雨の大きな特徴として、湿気が体に溜まりやすいこと、そして夏(夏=湿気+暑)への準備期間と捉えることが出来ます。東洋医学的に、この”湿”(しつ)は”脾”(ひ)に影響を及ぼしやすく、脾の機能が低下すると、体には胃腸の不調が出たり、だるさを感じるといった症状が現れ、
思考では、順序だてて物事を考えることが出来ずに、ぐるぐる何度も同じことを考えてしまうといった症状が現れます。
また、湿は停留する性質を持っているので、関節が痛くなったり、頭が重だるくなったり、足に浮腫みを感じたりもします。
実際に5月11日に沖縄で梅雨入りした時に、胃腸の調子が思わしくなく、体のダルさも感じていました。
さらに、今年はコロナウイルスの影響で外出が出来ずにストレスフルな生活を送っており、ストレス(肝が関係する)により、さらに脾の機能が十分に働けない環境を作っているので、例年の梅雨よりも一層不調が出やすいと思います。
【2】実際にどんなことをやればいいの?
では、実際にどのようなことをやり梅雨を乗り切ればよいのでしょうか?
1.胃を休める
湿は脾の機能を低下させ、胃腸の不調を引き起こします。ただでさえ、脾は動きにくい季節なのに、たくさん食べることにより、脾胃に負担をかけたら脾胃もてんやわんやです。さらに、甘いもの(私も好きだったチョコやお菓子)、炭水化物、脂っこい物を取りすぎると、余った分は湿気としてさらに体内にたまり、悪循環を及ぼします。
まずは、何よりも食べすぎない。脾胃を休ませてあげると良いと思います。
2.余分な水分をだす
基本は食べすぎないということを大前提にして、食べるもので余分な水分を出すという方法もよいと思います。
豆・豆製品、海藻類、うり類は体の水分を取りつつ余分な熱をとる食材でもあります。我が家も、炊きあがったご飯に塩ワカメを混ぜ込みわかめご飯にしたり、味噌汁に豆腐を入れたりして体内から水分を排出しようとしています。また、しそやミント、新生姜や山椒といった香りのある物で発散するのもいいと思います。
3.体を動かす
体の中に湿がたまりやすい(水分がたまりやすい)ならば、出せばいい。汗をかくような運動をするのもよいと思います。しかし、ここで注意があります。
元々、わりと元気な人はこの方法で良いのですが、気虚や血虚といったエネルギーがあんまり足りていないような人は、汗と一緒に気(エネルギー)も出ていってしまうので、余計にだるく、しんどくなってしまいます。したがって、元々あまりエネルギーがないような人は、流れを作るといった意味合いで、ラジオ体操をしたり、じんわり系のヨガをする方が良いと思います。
4.除湿機を使う
湿気をなくす!これは、実際に私が体感したので、オススメする方法です。
実は私、今年この梅雨時期に沖縄県から熊本県に引っ越しをしました。5月に梅雨入りしてもうそろそろ梅雨が明けそうという時期に、そろそろ梅雨入りしそうという熊本へ引っ越し。人生初ワンシーズンで梅雨を2回味合うという経験をしております。笑
そんな梅雨の沖縄から熊本に来た初日に、体のだるさを全く感じず、さらにあんなに何だか調子が悪かった胃腸も全く不調ではなくなったのです。
湿気のある所から湿気の少ない所へ行き体の不調がなくなった。つまり、湿気を強制的に除外する=除湿機を使うが出来れば、梅雨時の体調不良も減らせるのではないかと思います。
毎年梅雨時になると不調が出るなと感じている方は、是非除湿機の購入を考えてみてください。
最後に:梅雨時の体調不良を対策しよう
この記事では、東洋医学的な観点から考える梅雨対策をこの記事ではお伝えしました。
この時期何だか分からないけど不調も実は梅雨の湿気のせいかもしれません。今すぐに出来ることをやってみたり、継続してやることで今年だけではなく、来年の梅雨も快適に過ごせると思いますよ。
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