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月経トラブルを東洋医学的にタイプ分け!あなたはどのタイプ?

生理周期が乱れたり、月経前のトラブル、生理痛もひどいし…

など、月経(生理)をめぐってお悩みの方も多いと思います。この記事では、熊本で鍼灸院を経営している女性鍼灸師が、月経トラブルを東洋医学的にタイプ別に分類してみました。あなたはどのタイプ?

【1】普通の月経を知る

月経トラブル別にタイプ分けをする前に、みなさんは、普通の月経をご存知ですか?

普通の月経
□理周期は、25日~35日(個人差あり) ベストは、28日±3日
□出血期間(生理期間)は、3日~7日間(個人差あり)
□経血の色は、赤~暗赤色
□経血に、レバー状の塊や大小のツブツブした塊が混ざらない
□基本的に生理痛はない
□月経前症候群(PMS)はほとんどない
□不正出血しない
□排卵期に、下腹部の張りや排卵痛がない
□排卵期と生理前2~3日に透明なおりものが分泌される
□子宮筋腫・内膜症などの婦人科の既往歴がない
□初潮は12歳前後である 

月経トラブルを抱える人の多くが、月経痛があると思うのですが、普通の月経では、基本的に生理痛はありません。薬を常時飲んでる方からすると、嘘だ!と思ってしまいますよね。
また、経血が出る瞬間にドロッとした感覚を感じる方も多いのですが、これも月経トラブルの一つです。子宮の内膜がはがれる時に、一度固まった血液を酵素が溶かし、体外に排出し、通常は塊のまま出てくることはないのですが、子宮内膜が厚すぎて酵素の量が足りずに溶かしきれない場合は、レバーのような塊として出てくることがあります。

【2】東洋医学的にみた月経トラブルのタイプ分けとは?

月経(生理)は、女性の健康状態を映し出す鏡であり、体質を知る為の情報がたくさん詰まっていると思います。この記事では、東洋医学的な観点から7つのタイプに分けて説明したいと思います。

1.気虚タイプ

気虚タイプは生理周期が乱れがちになります。卵巣機能の低下から低体温期が短くなり生理周期が短くなる、もしくは卵子を育てる栄養が不足しており低体温期の14日間で卵子が育てられずに生理周期が長くなり、生理周期が安定しません。このタイプは、胃腸の働きが弱いタイプが多いです。
胃に負担をかけない食事をしたり、食材をしっかり噛んで食べる、旬の物を食べ食べ物からエネルギー(気)をもらうのも良いですね。

2.血虚タイプ

血虚タイプは生理周期が長くなったり、高温期を維持出来ないという特徴があります。血(けつ)不足(=栄養不足)で卵子を14日で育てられないことが原因で生理周期が長くなり、子宮内膜が薄くなり、高温期が維持できなくなります。
気虚タイプと血虚タイプは一緒に起きることが多いです。このタイプも、しっかり身体に栄養を取り込むことが大事です。
また、血を補う食材として、黒ごま、卵、牛肉、人参、ほうれん草、しゃけ、まぐろ、などを食事の中で摂っていけると良いですね!

3.瘀血タイプ

瘀血タイプは、生理痛や経血の塊、排卵障害や子宮系の病気、不育といったトラブルが起こりやすいです。瘀血の原因は色々あるのですが、老廃物を溜め込みやすい食事や生活(脂っこいものを取りすぎたり、運動不足やストレスなど)も原因の一つになります。
血をきれいにするエネルギーを持つ食材は、ニラ、三つ葉、カカオ、酢、オクラ、セロリ、ナス、イカ、鮭、さば、さんまなどです。また血を増やすものとして緑黄色野菜も一緒に摂っていくと良いと思いますよ!

4.気滞タイプ

責任感が強い人に多い気滞タイプ。高温期の胸部や下腹部の張り、情緒不安定、PMS(月経前症候群)全般が起こりやすいという特徴があります。気滞は、精神的な要因により引き起こされることが多いので、リラックスする方法を知っているということが大事です。
また、気の巡りをよくする食材として、玉ねぎ、ピーマン、そば、グレープフルーツ、みかん、ゆず、マグロ、鮭などがあります。
基本的に気と血は一緒に巡っているので、気滞タイプの人には瘀血や血虚も多いです。

5.陰虚タイプ

気や血といった身体を潤すエネルギーの不足により、陽のエネルギーが強く、熱による不調が起きやすいのが、陰虚タイプ。おりものの量が少なかったり、経血が少ない、全体的に基礎体温が高い、卵子が成長しずらい、着床しずらい、生理がきても体温が下がらないなどの特徴があります。
気血をしっかり補い、身体を温めずぎないのが大事です。しっかり旬の物を食べエネルギーを身体に取り込んでいくとよいです。
陰のエネルギーを生み出す食材は、山芋、アスパラ、エリンギ、オクラ、人参、ほうれん草、イカ、ブリ、はまぐり、チーズ、ヨーグルト、卵などです。

6.陽虚タイプ

気血の不足により、身体を温めるエネルギーが不足し、冷えによる不調が出やすいのが陽虚タイプです。冷えからくる生理痛、全体的に基礎体温が低い、経血が水っぽい、高温期の移行に時間がかかる、流産につながりやすいという特徴があります。
身体をしっかりと温めることが大事な陽虚タイプ。
陽のエネルギーを補う食材は、生姜やシナモン、唐辛子や、ネギ、ニラ、にんにく、コショウ、エビなどがありますが、胃腸へ負担がかかったり、汗をかきすぎて汗と一緒に気が外に漏れ出す可能生があるので、とりすぎには要注意です。

7.水毒タイプ

水分代謝が低下し、体内に余分な水分がたまりやすいのが水毒タイプ。月経トラブルは、陽虚タイプと同じで、冷えからくる生理痛、全体的に基礎体温が低い、経血が水っぽい、高温期の移行に時間がかかる、流産につながりやすいという特徴があります。
脂っこいものや甘いものは、体内に湿を溜め込む可能性があるので、とりすぎはよくないです。
しっかり汗をかき、代謝を上げるように軽めの運動を心がけ、身体を冷やす飲食物を控えることが大事です。
余分な水分を排出する食材として、そら豆、鯛、水菜などがあります。

最後に:自分の体質に合った対策を

今回は、月経トラブルを東洋医学的に分類してみました。タイプに合わせてどんな対策を取っていけばよいか変わってきます。ぜひ、お近くの鍼灸院でご自身のタイプを判別してもらってくださいね〜!

タラマイ
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