と不安になる妊娠７ヶ月頃。食べたら胃もたれしちゃうし、食べないとそれはそれで気持ち悪いし、難しいですよね。この記事では熊本の３児の母鍼灸師が、妊娠中の胃腸の不調への対策について書いています。
【１】妊娠7ヶ月（24週・25週・26週・27週）の体の状態って？
妊娠７ヶ月になると、子宮はおへその位置よりも上がり、おへその辺りまでふっくらし始めます。足元が見えづらくなり、転ばないように注意をする必要が出てきます。また、子宮が大きくなることで、胃腸を圧迫し胸焼けするなどの胃腸の不調を訴えたり、膀胱を圧迫し頻尿になる方も多くなります。今回は、胃腸の不調にスポットを当てていきたいと思います。
【２】何で胃腸の不調が起こるの？
女性ホルモンの一つである黄体ホルモン（プロゲステロン）により、妊娠は維持されているのですが、このホルモンの作用により、消化器平滑筋が弛緩し、消化管の運動が低下します。つまり、食物の消化通過時間が延長することにより、胃もたれや便秘を引き起こすのです。
また、食道括約筋が緩むことで、逆流性食道炎も起こしやすくなります。
ここまでが、西洋医学的な考え方。東洋医学的には、ストレスにより気が上逆（上に上がる状態）し、本来なら食べ物を下へ下へ食物を送りたいのに、上に押し上げてしまっている事により、
何だか胸焼けをしたり、気持ちが悪い状態を作り起こしているのです。
初めての妊娠で不安だ〜！と思っていたり、２人目以降の妊娠であっても、何らかのストレスを抱えている場合は、気の上逆による胃腸の不調は出やすいと思います。
【３】胃腸の不調や胸焼けへの対策とは？
では、実際に胃腸の不調や胸焼けへの対策はどのようにすればよいのでしょうか？
１．食べ方、食べる物を工夫する
消化の良いものを食べる、小分けに食べる。とても当たり前のことなのですが、つわりの時期を乗り越え、やったー！何でも食べれる〜！！という時期になると、うっかり忘れてしまうこと。（私も経験したので、気持ちはめっちゃ分かります！笑）
初心に戻り、食べれるもの（消化に良いもの）を少し食べてみましょう・
２．衣服を緩めのモノに変える
妊娠７ヶ月。マタニティ下着やマタニティウェアを買わずに何とか乗り切ったぞー！という方もいるかも。しかし、お腹もかなり大きくなり、ごまかしがきかなくなるのもこの時期ですよね。
今更？と思われるかもしれませんが、まだまだ臨月に向けてお腹は大きくなります。ココは我慢せずに、妊娠期でも楽に着れる、下着や洋服を購入し、着てみてください。
もっと早くに買えばよかった〜と思うくらい、体が楽になると思いますよ。
３．ストレスを溜め込まない
妊娠期に限らず、ストレスは溜め込まないことは大事なのですが、特に妊娠中は、ストレスを溜め込まない生活をすることが大事です。
妊娠期は、本能が爆発し、感情の振れ幅も大きくなります。周りの人（特に旦那さんに）に、「私は、今妊娠しているので本能爆発中です！ガルガル期です！」と伝えておき、余計なトラブルを作らないことも大事だと思います。あなた自身の変化に対し、旦那さんの態度が変わりイライラするなんて最悪な事態は避けましょう。本能の赴くままに、好きな事、心地よいことをやっていきましょう。
最後に：胃腸ケアやストレスケアに鍼灸マッサージを！
今回の記事では、妊娠７ヶ月以降で再度訪れる可能性のある、胸焼けなどの胃腸の不調についてお伝えしました。食べ方の工夫や、衣類の工夫、そして、気を上逆させない為にストレスを溜めないことなどを提案しました。
さらに、胃腸のツボを使ったり、ストレスを発散させる為にマッサージを受けることも、一つの選択肢ですよ。
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