美容鍼がニキビに効く？ニキビと美容鍼の関係を熊本の鍼灸師が解説

最近ニキビが気になってきて…美容鍼がニキビにもいいよ！と聞いたのですが

お肌にニキビがあると気分まだ落ち込んでしまいますよね。そんなあなたに朗報です！今話題の美容鍼がニキビ肌を改善するお手伝いが出来るのです。この記事では、美容鍼とニキビのことについて熊本市で鍼灸院をしている女性鍼灸師が書いていきます。

【１】大人ニキビって？

ニキビという言葉を聞いて一番に思い浮かぶのは、中学生くらいの男女のお肌に出るあのニキビですよね。思春期のニキビは、ホルモンバランスの乱れや皮脂分泌が過剰が原因で出現し、特に皮脂分泌が盛んになる春から夏にかけ、多く出現します。
一方、大人ニキビは皮脂分泌も関係してくるのですが、人間関係や仕事、育児などのストレスや、それに伴う生活環境の乱れなどの原因が幾重にも重なって出現するので、一年中いつでも起こる可能性があります。
余談ですが…
大人になったらニキビとは呼べない！吹きでものって言わないと！と思っていた皆さん（私も含め。笑）大人ニキビという言葉、ちゃんとありましたよ！笑

【２】ニキビ種類別の対処方法

ニキビと単にいっても、いくつかの種類があります。大きく分けて、赤ニキビ、黄ニキビ、白ニキビ、黒ニキビになるのですが、それぞれがどんなニキビでどんな対処方法があるのでしょうか？

１．白ニキビ（ニキビの初期段階）

白ニキビは、肌表面がポツッとふくれているニキビの初期段階です。お肌のターンオーバーが乱れ、古くなった角質が剥がれ落ちなくなり、毛穴の周囲の汚れと共に毛穴を塞いだ状態です。痛みはなく、この段階でケア出来るといいですよね。
血流が悪く、全身に栄養や気血が行き渡っておらず、免疫も低下している状態なので、血流を促し、全身に栄養を行き渡らせ、免疫の機能を正常にするお手伝いをすることにより、ニキビの出来にくい肌にしていくことが大事です。

2．黒ニキビ（酸化を起こした状態）

黒ニキビは、白ニキビの次の段階です。皮脂の滞留が増加してくると、押し出されるようにして毛穴入り口が開きコメド（と呼ばれる皮脂と汚れが混ざり固まった物）が表面に顔を出し、その皮脂成分が酸化することで黒く変色し黒ニキビになります。毛穴の出口が少し開いていることが多く、黒いポツポツが気になる段階であり、注意とケアが必要な段階です。

3．赤ニキビ（炎症を起こした状態）

赤ニキビは、アクネ菌が毛穴の中の皮脂を栄養として繁殖、ニキビが進行して炎症を起こした状態のことを言います。赤くぷっくりと腫れているので、見た目にもよく分かる状態です。
ストレスやアルコールの過剰摂取、疲労の蓄積や、油ものの過剰摂取、便秘などが原因で発生します。　赤ニキビは、行き場をなくした熱が噴火したイメージです。顔まわりにたまり滞った熱を巡らす為に、全身の気の流れを整え、同時に首や肩周りをぼぐすような施術を行い、血流改善を促します。

4．黄ニキビ（膿んだ状態）

黄ニキビは、赤ニキビを放置した結果、患部が可能した状態のことをいいます。周辺の皮膚組織に大きな炎症を起こすため、目立ったニキビ跡や色素沈着を生じます。この膿は、アクネ菌などの死骸が集まったもので、一生凸凹のお肌で悩む原因になりうるニキビです。
この段階になる前に、対処をすることも大事です。

【３】美容鍼とニキビの相性が良い！？

ニキビ改善の為には、まずは生活リズムを整える（よく寝る、バランス良く食べる、ちょっと運動する）ことが大事です。大人ニキビの一番の原因は生活環境の乱れなので、このアプローチをまずはすべきだと思います。その上で、必殺技の美容鍼の登場です！
美容鍼には、肌のターンオーバを正常にしたり、血流をよくする働きもあります。お顔だけではなく、全身に鍼を刺していくので、全身の血流をよくし、免疫の機能を正常にするお手伝いをすることも出来ます。

美容鍼とターンオーバーについては以下の記事を御覧ください。