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生理って辛いと思っている人必見!生理中の辛い腹痛は鍼灸で緩和

毎月毎月くる生理・・・お腹も痛いし、腰も痛いし、ダルくなるし、何で女性ばっかり大変な思いをしなくちゃいけないの…。

と思ってらっしゃる女性は多いと思います。生理中の辛い症状を緩和する手段としての鍼灸治療のススメをお伝えします。
※生理は医療用語では月経と言いますが、ここでは生理という呼び名で統一します。

【1】生理とは

女性のカラダは約1ヵ月に1回、卵巣から卵子を排出します(排卵)。また、それに合わせて子宮内膜を厚くし、受け入れ態勢を整えて受精卵を待ちます。ところが、卵子が受精しなかった場合は準備した子宮内膜がいらなくなり、はがれて血液とともに体外に排出されます。これが生理です。

【2】生理中の腹痛ってなぜ起こる?

生理開始直前から生理が始った直後にある腹痛には、プロスタグランジンという物質が関係しています。この物質は子宮収縮を促して経血の排出をスムーズにしてくれるホルモンなのですが、このホルモンの量が多すぎる場合に、子宮の収縮が強くなり、キリキリとした痛みになります。また、血管を収縮させる作用もあるので、腰痛やだるさ、冷えがひどくなります。

【3】そもそも生理中って鍼灸を受けてもよいの?

答えは「YES!」です。生理中は、子宮内膜や血液とともに、血液中に入り込んだ化学物質などの毒素を排出しようとしています。鍼灸をすることにより、気や血の流れをよくして、排出をスムーズにする働きがあります。
生理の時に、不要となった子宮内膜が子宮内に残ることを瘀血(おけつ)を言い、瘀血による代表的な身体の不調が、月経不順なのですが、その他にも冷えやのぼせ、こりや痛み、現代医学における高血圧や低血圧、貧血、脳血管障害、虚血性心疾患、痔疾なども瘀血が原因になることが多いとされています。
体内に血瘀を残さない為にも、鍼灸で血流をよくして外へのスムーズな排出を助ける必要があります。

【4】生理中の不調に良いツボはある?

生理中の血の流れをスムーズにしたり、子宮が収縮する痛みを緩和するツボを2つご紹介します。

1.三陰交

足の内くるぶしの最も高い場所から、指4本分ほど上(3寸)の場所にあるのが 三陰交というツボです。生理中だけでなく、生理前症候群(PMS)にも効果があるとされているツボです。また、妊娠中や産後、更年期にも良いとされている婦人科系全般に良いツボとされています。イタ気持ちいい強さで押したり、お灸を据えることもよいと思います。

2.血海

ひざの皿の一番内側の上端から指3本分上(2寸)の場所にあるのが血海というツボです。血海の「血」は血液や血流のこと、「海」は大量に集まる場所という意味で、血の道にかかわる病気を治すと言われます。血の流れが悪い、不足しているといった婦人科系の疾患に効果的なツボと言われているので、生理中の血液を体外に排出する手伝いをしてくれたり、また冷え性にも良いツボです。
血海もイタ気持ちいい強さで押すと良いと思います。

最後に:生理中こそ鍼灸を!

この記事では生理中の辛い症状を緩和する手段としての鍼灸治療のススメをお伝えしました。
鍼灸を受けることにより、プロスタグランジンで収縮した血管により血の流れが悪くなったものを改善し、血がスムーズに流れ子宮内膜の排出がきちんと出来たり、血管が収縮することが原因で出ていた痛みも改善出来ます。
しかし、寝込むほどの痛みや毎回鎮痛薬を飲まなければいけないような生理中の痛みは、重篤な婦人科系の疾患が隠れている場合もあります。一度婦人科を受診されることもオススメします。

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